年を取ると体重が増えるワケとは?

筋肉の衰え

30代後半から筋肉が減り始めます。 カロリーを消費するのが主に筋肉であるため消費カロリーも減ってしまうというわけです。

減ってしまった筋肉は贅肉に置き換わりますが、筋肉というのは安静時であっても贅肉の3倍のカロリーを消費するため、その違いは相当なものです。 例えば、20代で一日に 2,000 kcalを消費していた人は50代で 1,600 kcal しか消費しなくなります。

筋肉の衰えへの対策として有効なのは筋トレです。 筋トレをすれば筋肉を維持できるだけでなく、骨も丈夫になります。 特に閉経後の女性では筋トレが有効であることが複数の研究により示されています。

結婚

女性は結婚後に体重が増えがちです。 理由として考えられるのは次の2つ: ①食器が夫と同じ種類なので夫と同じ分量を食べてしまう、②子供の残した食事を食べてしまう。

夫の食器よりも小さい器で食事をすると自然と食べる量が減ります。 また、体重計で体重を毎日チェックする人は3kg ほど体重が軽いそうです。

ホルモンの減少
エストロゲンの減少

女性の体は、年を取ると各種ホルモンの生産量が減ります。 特に重要なのがエストロゲンで、このホルモンは40代から生産量が減り始めます。 そして、エストロゲンの減少も体重の増加の一因です。

エストロゲンの減少により体重が増加するのは、エストロゲンに ① 食欲を抑制する作用と、② 脂肪を配分する作用があるためです。 エストロゲンが減ると、お尻と太腿に付いていた脂肪がウェストに移動してしまいます。 ウェストに付いた脂肪は運動をするなどしてダイエットに気を使っていても落としにくいだけでなく、心臓病や糖尿などの一因にもなります。
閉経後の女性の腹部に脂肪が付くメカニズムが明らかに」で、エストロゲンに腹部の脂肪を特に抑制する作用のある可能性が指摘されています。 国際閉経学会による調査でも、閉経後のエストロゲン減少により脂肪がヒップからウェストに移動することが確認されています。 2013年には、閉経後の女性が太りやすい理由についての研究も発表されます。
成長ホルモンも減少

体重に関係のあるホルモンはエストロゲンだけではありません。 男性も女性も40代から成長ホルモン(HGH)の生産量が大幅に減少し始めます。 HGHには脂肪を分解する作用があり、この作用のお陰で若い間はお腹周りに脂肪が付かないのですが、年を取ってHGHが減ってしまうと... というわけです。

ストレス・ホルモンも腹部脂肪の原因

コルチゾールというホルモンもお腹周りの脂肪が増える原因です。 コルチゾールはストレスに反応して分泌されるのですが、脂肪をお腹に集める作用と脂肪分の高い食べ物を欲しくなる作用があります。 ストレスだけでもリンゴ的な体型になってしまう理由として十分なわけです。

コルチゾールは有酸素運動や筋力トレーニングなどの激しい運動によって減らすことができますが、コルチゾールの元となるストレスを解消するのも有効かもしれません。 「作り笑顔でストレス解消」と「お気に入りの番組で元気回復」でストレスを解消しましょう。