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大気汚染が血糖値とコレステロールに悪影響

(2016年5月) "Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism" に掲載されたイスラエルの研究によると、大気汚染によって血糖値やコレステロール値が悪化して、心臓病になるリスクが増加します。出典: Air Pollution Exposure May Raise Heart Disease Risk

研究の方法

イスラエル南部(大気汚染が比較的激しい)に済む7万3千人超の成人を対象に、大気汚染が健康に及ぼす影響を調査しました。 大気汚染の状況は人工衛星のデータなどから把握しました。

成人たちはいずれも、喫煙者であるか、または糖尿病、虚血性心疾患、高血圧、または脂質異常症の患者でした。

結果

大気汚染物質である粒子状物質(PM)の平均濃度が高い地域に住んでいる人は、汚染濃度が低い地域に住んでいる人に比べて血糖値・LDLコレステロール値・中性脂肪値が高く、HDLコレステロールが低い傾向にありました。

大気汚染の程度と健康状態の関係は糖尿病患者で顕著でしたが、糖尿病の治療薬(インスリンを除く)を服用している場合にはそうでもありませんでした。

小さな悪影響の積み重ね

大気汚染にさらされ始めてから7日以内に行った血液検査では大気汚染の影響は見られませんでしたが、3ヶ月間にわたり大気汚染にさらされていると血糖値やコレステロール値などが悪化していました。

研究者は次のように述べています:

「大気汚染が心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクに及ぼす影響は比較的小さなものですが、血糖値や血糖コントロールはわずかな変化であっても心血管リスクの増加につながります」

「一生にわたって大気汚染にさらされていると、その影響が積み重なって心血管疾患のリスクが増加すると思われます」
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