空港のX線検査による放射線量は心配するほどではない

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究グループによると、空港で行われるX線検査による放射線の被爆量はごく僅かで、自分が検査されているときよりも、検査の順番待ちをしている間の被爆量のほうが多いほどです。

この研究では、ロサンゼルス国際空港で現役稼動中のX線検査機2台、および現役稼動中ではない7台から放出される放射線を測定しました。 その結果、検査機から放出される放射線の量は、地上(家とか街中とか)での被爆量に換算すれば1.8分間、飛行中の被爆量に換算すれば12秒間のあいだに受けるものと同量だったのです。

この放射線量は、X線検査を年間に2万2千5百回受けると、米国の放射線に関する安全基準値を超える程度の量です。

地上で自然に発生する放射線の源には、大気中のラドン、宇宙から来る放射線、人体中のカリウムの崩壊などがあります。 飛行機に乗っているときに放射線の被爆量が増えるのは、大気が薄いのが原因で、宇宙から来る放射線を地上にいる時よりも多く受けてしまうためです。