野菜や果物をたくさん食べても赤身肉による死亡リスク増加は防げない

(2016年8月) 赤身肉を食べる量が多いと心臓病などで死亡するリスクが増加することが知られていますが、北欧で行われた研究によると、野菜や果物を食べる量を増やしても赤身肉による死亡リスクの増加を相殺できないかもしれません。
つまり、「赤身肉が健康に及ぼす害を減らすには赤身肉を減らすしかないのではないか?」 というわけです。
研究の方法
北欧のとある国に住む男女7万5千人ほどの食生活に関するデータを用いて、赤身肉・野菜・果物の摂取量と総死亡リスク(*)・心血管疾患(†)により死亡するリスク・ガンにより死亡するリスクとの関係を調べました。

(*) 死因を問わない死亡リスク。

(†) 心臓病や脳卒中。
結果
赤身肉で死亡リスクが増加
赤身肉の摂取量が最も少ないグループに比べて摂取量が最も多いグループ(*)では、総死亡リスクが約20%、そして心血管疾患による死亡リスクが約30%高くなっていました。 ガンで死亡するリスクと赤身肉摂取量とのあいだには関係が見られませんでした。
(*) 赤身肉の摂取量に応じてデータ全体を5つのグループに分けた。
野菜・果物の摂取量との関係
野菜・果物の摂取量が多くても少なくても、赤身肉と各死亡リスクとの関係は驚くほど似ていました。 したがって、野菜・果物を食べる量に関わりなく、赤身肉をよく食べる人は死にやすいということになります。