飲酒量と慢性閉塞性肺疾患(COPD)になるリスク

(2019年3月) カロリンスカ研究所(スウェーデン)などの研究グループが男性の飲酒量と慢性閉塞性肺疾患(COPD)になるリスクとの関係を調べた結果を "American Journal of Epidemiology" に発表しています。
著者: Joanna Kaluza et al.
タイトル: Alcohol Consumption and Risk of Chronic Obstructive Pulmonary Disease: A Prospective Cohort Study of Men

研究の方法

スウェーデンに住む男性 44,254人を対象に、アンケート調査で飲酒量を調べたのち 1998~2014年にかけてCOPDの発症状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 2,177件のCOPDが発生しました。

ビール飲用量が1杯(アルコール換算で12g)未満の場合に比べて、飲用量が4.1~6杯の場合にはCOPDのリスクが23%低下していました。

ワイン飲用量が1杯(アルコール換算で12g)未満の場合に比べて、飲用量が2~4杯の場合にはCOPDのリスクが20%低下していました。

蒸留酒の飲用量とCOPDリスクとのあいだには関係が見られませんでした。

アルコール摂取量(酒の種類を問わない)とCOPDリスクとの関係を示すグラフはJ字型(適量の飲酒でリスクが最低となる)でした。