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飲酒習慣と高血圧リスクの関係は男女で異なる

(2018年7月) "Journal of the American Heart Association" に掲載されたメタ分析で、飲酒と高血圧になるリスクとの関係が男女で異なるという結果になりました。

概略

男性では飲酒量にかかわらず飲酒により高血圧のリスクが増加していました(飲酒量が多いほどリスクが増加)。 女性では1杯~2杯/日(*)であれば高血圧リスクの増加は見られませんでした。

ただし、以前に行われたメタ分析と違って、女性の場合にも飲酒習慣で高血圧リスクが下がってはいませんでした。
(*) 今回のメタ分析で「1杯」はアルコール重量に換算して12g。

メタ分析の方法

飲酒習慣と高血圧になるリスクとの関係を調べた20の研究論文のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計36万人(男性12万6千人)、高血圧の発生件数は9万件となります。

結果

男性

飲酒習慣がない場合に比べて飲酒習慣がある場合には次のように高血圧リスクが増加していました:
  • 1~2杯/日: +19%
  • 3~4杯/日: +51%
  • 5杯以上/日: +74%

女性

飲酒量が1~2杯/日の場合には飲酒習慣が無い場合と高血圧のリスクに違いがありませんでした。 飲酒量が3杯以上の場合には、高血圧のリスクが42%増加していました。