お酒を飲んで顔が赤くなる人は、飲酒による高血圧に注意

過度の飲酒は高血圧のリスク要因として知られていますが、"Alcoholism: Clinical & Experimental Research"(2014年4月号)に掲載予定の韓国の研究によると、お酒を飲んで顔が赤くなる人では特に、飲酒が高血圧の原因となります。

お酒を飲んで顔が赤くなる傾向は、男性よりも女性、そして西洋人よりも東洋人に顕著ですが、お酒を飲んで顔が赤くなるのは体質的にアセトアルデヒド(アルコールの代謝物)を分解できない人によく見られる兆候であるため、こういう人はアルコールに弱いと考えられます。

過去の研究では、①飲酒によって血圧が上がって高血圧になること、②飲酒量と高血圧のリスクが相関関係にあること、そして③飲酒を控えると血圧も元に戻ることなどが示されていますが、飲酒によって顔が赤くなる体質と飲酒による高血圧リスクとの関係を調べた研究は今回のものが初めてだと思われます。

この研究では、1,763人の男性(飲酒しない人が288人、飲酒が顔に出る人が527人、飲酒が顔に出ない人が948人)の医療データに基づいて、飲酒量による高血圧リスクの増加を調べました。

その結果、飲酒が顔に出る人では、飲酒量が週に4杯以上で高血圧のリスクが増加するのに対して、顔に出ない人では飲酒量が週に8杯以上でリスクが増加していました。

「1杯」 は、米国の基準ではビールで350ml缶一本、ワインであれば 120~150cc程度です。