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ワイン、蒸留酒、ビール。 糖尿病予防に役立つお酒はどれ?

(2016年5月) お酒を飲む人は2型糖尿病になりにくいというデータがありますが、"Journal of Diabetes Investigation" に掲載された華中科技大学(中国)の研究(システマティック・レビュー)によると、お酒の種類によって2型糖尿病を予防する効果が異なるようです。

レビューの方法

アルコール飲料の種類と2型糖尿病のリスクとの関係を調べた13の前向き研究のデータを分析しました。 データに含まれていた人数は40万人近くで、2型糖尿病の発生件数は2万件超でした。

結果

お酒を全くあるいは滅多に飲まないというグループに比べたときの2型糖尿病発症リスクが、ワインを飲むというグループでは15%減でしたが、ビールや蒸留酒を飲むというグループではほとんど下がっていませんでした(4%と5%の減少で、統計学的な有意性も微妙)。

適正な飲酒量は?

飲酒量と2型糖尿病リスクとの関係を調べたところ、ワイン・蒸留酒・ビールのいずれでもU字型のグラフとなりました。 つまり、お酒を適度に飲む人は糖尿病のリスクが少ないけれども、飲酒量が多い人は糖尿病がリスクが高かったというわけです。

糖尿病のリスクが最低となる飲酒量(アルコール摂取量)は、ワインとビールでは20~30g/日(*)、蒸留酒では7~15g/日でした。 これらの量を飲んだときの糖尿病リスク低下率は、ワインで20%、ビールで9%、蒸留酒で5%というものでした。
(*) ビールもワインも2杯程度。
結論
適量のワインをたしなむのが2型糖尿病の予防に有効かもしれません。 ワインに糖尿病を予防する効果があるとすれば、それはワインに含まれているレスベラトロールというポリフェノールのお陰かもしれません。