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シャネルのNo.5 やミス・ディオールが製造中止に?

(2012年11月) 欧州の「消費者の安全に関する科学委員会(以下、"消科委")」が、シャネルの 『No.5』 やディオールの 『ミス・ディオール』 などに使われているツリー・モス(tree moss、別名 "不老草")やオーク・モス(oak moss、樫の木に生えるコケ)などをアレルゲン(アレルギーの原因物質)として規制することを提言しており、EU当局では、この提言の受け入れに前向きです。

消科委によるレポート

消科委は今年の6月に、化粧品に含有される香料アレルゲンに関するレポートを発表しています。 香料アレルゲンは接触アレルギー(原因物質と接触することで生じるアレルギー)の原因となります。

このレポートによれば、欧州の人たちの3%が香料に対するアレルギーを有しています。 香料アレルギーの症状は、発疹・痒み・まぶたの腫れ・手の湿疹などです。

香水業界は反発

消科委はツリー・モスとオーク・モスを全面的に禁止することを検討していますが、『No.5』 や 『ミス・ディオール』 の独特の香りは、これらのコケ類由来の香料に特有の木の香りならではのものであるため、香水業界は「ツリー・モスとオーク・モスの使用が禁止されれば、『No.5』 も 『ミス・ディオール』 も製造できなくなる」と反発しています。

香水アレルギーの女性が増加中

専門家の話では、香水アレルギーの人は特に女性で増加しており、香水での接触アレルギーの患者が毎日のように来院するそうです。 アレルギー体質の人が、デパートの香水売り場などを通ったときにクシャミなどの症状が出るのも、香水に含まれるアレルゲンに対するアレルギー反応です。

香水アレルギーの原因は香水だけではありません。 シャンプーやローションなど香料を含む製品にも注意が必要です。