(2017年12月) "Nutrition Research and Practice" 誌に掲載された韓国の研究によると、アーモンドの健康効果はアーモンドを食べるタイミングによって異なります。
研究の方法
20~39才の男女169人(女性92人)を次の3つのグループに分けて16週間を過ごしてもらいました:- アーモンド56g(340kcal)を1/3ずつ三度の食事の直前に食べるグループ
- アーモンド56gを間食として(食前/食後の2時間以内を避けて)食べるグループ
- アーモンド56gと同程度のカロリーを含有するクッキー(320kcal。アーモンドに比べてタンパク質と脂質が少なく糖質が多い)を食べるグループ
試験開始時と試験開始から8週目および16週目の3つの時点で、体の状態をいろいろ調べました。
結果
食前にアーモンドを食べたグループでは体脂肪率が改善され、間食としてアーモンドを食べたグループでは血中資質が改善されました。
食前にアーモンド
食前にアーモンドを食べたグループは8週目から体脂肪が減り始めました。 8週目の時点で60g、16週目の時点で100g減っていました。 内臓脂肪も減っていました。
他の2つのグループはというと、間食としてアーモンドを食べたグループでは17g、クッキーを食べたグループでは60g、それぞれ16週目の時点で体脂肪が増加していました。
間食としてアーモンド
間食としてアーモンドを食べたグループはクッキーを食べたグループに比べて、総コレステロール値とLDLコレステロール値が低下していました。 HDLコレステロール値に変化は見られませんでした。
食前にアーモンドを食べたグループもクッキーを食べたグループに比べれば総コレステロール値とLDLコレステロール値が低い傾向にありましたが、間食としてアーモンドを食べたグループほどではありませんでした。