琥珀色のレンズで良く眠れるようになる

(2017年12月) "Journal of Psychiatric Research" に掲載されたコロンビア大学の研究によると、薄い茶色のサングラスをかけるとスマホ・PC・テレビなどのLED画面から発せられるブルーライトがカットされて睡眠時間が増えます。

研究の背景

スマホ・PC・テレビなどの画面に使われるLEDライトやLEDを使用する蛍光灯からは、ブルーライトと呼ばれる青色の波長の光が大量に放出されます。 ブルーライトは睡眠にとって大切なホルモン「メラトニン」の分泌を抑制して眠気を抑えるため、寝る前にスマホやPCを使用すると睡眠に悪影響があります。

そこで研究チームは、ブルーライトをよく遮断する琥珀色のレンズが使われたサングラスを使用することで、視界への影響を極力抑えつつスマホやPCの睡眠への悪影響を緩和できるのではないかと考えました。

研究の方法

不眠症の患者14人(平均年齢47才。半数が女性)を2つのグループに分けて、一方のグループには琥珀色のレンズのサングラスを、そしてもう一方のグループには透明のレンズのメガネを、7日間にわたり就寝直前の2時間のあいだ装着してもらいました。

4週間後にはグループを入れ替えて(琥珀色 ⇔ 透明)、7日間にわたり同じことを繰り返しました(クロスオーバー試験)。

結果

琥珀色のサングラスを使用したときには透明のメガネを使用したときに比べて、睡眠時間が30分増えました。 睡眠の質も向上していました。
琥珀色のレンズでブルーライトをカットするというアイデアは目新しいものではなさそうです。 私が以前から(この記事を書いている今も)使用しているPCメガネもレンズが薄い茶色です。