アンドロゲン除去療法でも骨塩量の検査が必要です

(2013年5月) 前立腺ガンの治療法の1つであるアンドロゲン除去療法を長期的に行うと、骨粗鬆症のリスクが増加するという副作用が生じます。 骨粗鬆症を軽減する治療法もありますが、"Journal of General Internal Medicine" に掲載された米国の研究によると、アンドロゲン除去療法を受ける男性に骨塩量の検査を行うことは未だ一般的ではありません。

研究の概要

米国の前立腺ガン患者8万人以上の医療記録を調査しました。 調査対象期間は 1996~2008年で、この期間中に骨塩量検査の実施率は増加していましたが、2008年の時点でもわずか11%でしかありませんでした。

研究グループによると、アンドロゲン除去療法が主治医と泌尿器科医の双方によって行われるときには骨塩量検査の実施率が高く、泌尿器科医のみによって行われるときが最低でした。 骨の健康というのは大部分の泌尿器科医にとって職務の範囲外なのだそうです。

提言

研究グループは次のように提言しています:

  • アンドロゲン除去療法にも主治医が引き続き関与することが重要である。
  • 泌尿器科医が骨の健康にも注意を払うことが必要である。
  • 前立腺ガンの患者に骨塩量検査というものの存在を周知させる必要がある。