アントシアニンの腸内細菌への効果 (システマティック・レビュー)

(2018年7月) フラボノイドの一種でブルーベリーの成分として知られるアントシアニンの摂取の腸内細菌への影響を調べたこれまでの研究の成果をまとめたシステマティック・レビューをウーロンゴン大学(オーストラリア)などの研究グループが "Journal of Human Nutrition and Dietetics" に発表しています。
E. O. Igwe et al. "A systematic literature review of the effect of anthocyanins on gut microbiota populations"

レビューの方法

アントシアニンの摂取が腸内細菌の種類構成に及ぼす影響について調べ 2017年6月までに発表された6つの研究に目を通しました。 6つの研究のうち3つは生体外実験、2つは動物実験、1つがヒト試験でした。

結果

アントシアニンに次の効果のあることが示されていました:
  1. ビフィズス菌(Bifidobacterium spp.)を増やす効果。 ビフィズス菌はプロバイオティクスとして広く使用されるほか、過敏性腸症候群(IBD)の治療にも利用される。
  2. クロストリジウム・ヒストリチクム菌(Clostridium histolyticum)を抑制する効果。 ヒストリチクム菌はヒトに対する病原性がある。

ただし、アントシアニンの腸内細菌への効果を調べた研究は乏しいため、今後も研究を続行する必要があります。

アントシアニンを摂れる食品

アントシアニンはブルーベリーだけでなく、色の濃いブドウ・なすび・黒大豆・赤キャベツ・紫いも・ワインなどにも含まれています。