スキンケア製品に有効成分として入っていることの多い5つの物質の効果(1/2ページ)

クリームやローションなどの美容品では、シワを減らすとか老化を遅らせるなどの効能が謳われていますが、その中には効果が十分には証明されていない物質を有効成分として含有しているものも少なくありません。

もちろん、安全性と有効性が証明されている成分もあるので、そういう成分を把握しておくことが大切です。 以下は、美容品に有効成分として用いられている一般的な物質です:

ペプチド

年を取ると、体内で作られるコラーゲンとエラスチンの量が減少し、皮膚が薄くなって皮膚の脂肪も失われます。これらが原因となって皮膚のたるみや小じわが生じます。 若い人の肌が瑞々しく張りと弾力があるのはコラーゲンとエラスチンが十分に存在するためです。

ペプチドには、新しい細胞の増殖を刺激し肌細胞の治癒を促進する作用があります。 したがってペプチドは、老化によって傷んだコラーゲンやエラスチンなどの新陳代謝を刺激することで肌を若返らせると考えられますが、その美容効果は未だ十分検証されていません。

ペプチドはタンパク質としては小型ですが、それでも分子としては大型であるため、配合の仕方や肌の状態によっては肌の奥深くにまで十分浸透しない可能性があります。

専門家によると、ペプチドは保湿剤(モイスチャー化粧品)に用いられている場合には、小じわを目立たなくする効果があると考えられますが、実際にシワがどの程度軽減されるのかについては十分なデータが集まっていません。

αヒドロキシ酸

αヒドロキシ酸というのは乳酸・グリコール酸・クエン酸などの総称で、果実や乳糖に含まれる天然成分です。 美容品には死んだ細胞を除去する剥離剤として配合されます。 死んだ細胞を取り除くことで、新しい細胞の増殖が促進されるため、αヒドロキシ酸には肌の新陳代謝を促進する効果があると考えられます。

同じαヒドロキシ酸でも、乳酸・グリコール酸・クエン酸は微妙に効果が異なります。 乳酸はサワーミルク(酸乳とも言う。乳が乳酸菌で発酵したもの)に由来する物質で、死滅した皮膚細胞を除去し輝くような肌を実現します。 グリコール酸はサトウキビから取れる酸で、小じわやシワを減らす作用があります。

αヒドロキシ酸は、肌のチクチク感や光線過敏症(日光に過敏になり炎症などを起こす)などの副作用の生じる恐れがあります。 光線過敏症は日焼け止めクリームで抑えることができます。