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ニコチン補充療法も禁煙補助薬も、やっぱり禁煙に有効だった

(2013年5月) オックスフォード大学のメタ分析によると、ニコチン補充療法(NRT)がやはり禁煙に有効であると思われます。 NRTでは、ニコチンを含有するパッチ(貼り薬)やガムが用いられます。

メタ分析の方法

これまでに行われた267の研究(10万人以上のデータ)を分析しました。 これらの研究では、NRTのほか抗欝剤であるブプロピオンや禁煙補助薬であるバレニクリンとシチシンの効果をプラシーボと比較しました。

結果

NRTも抗鬱剤も禁煙に有効でした(喫煙を半年以上中止できたケースを禁煙に成功したケースとみなしました)。

プラシーボと比べた場合の喫煙成功率の増加量は、NRTまたはブブロピオンでは1.8倍、バレニクリンでは3倍でした。 ただし、NRTも様々なバリエーション(パッチや、ガム、スプレー、トローチ、吸入器)を組み合わせて用いると、バレニクリンと同程度の禁煙効果がありました。

またシチシンを用いた場合の禁煙成功率は、近年行われた2つの試験のデータによると、プラシーボに比べて4倍近くでした。

ノルトリプチリンという抗欝剤もプラシーボより有効でしたが、NRTと組み合わせても禁煙成功率は高くありませんでした。

副作用
ブブロピオンは癲癇(てんかん)の発作の原因になりますが、禁煙に用いられる徐放性(作用がゆるやかで持続的)のものでは癲癇発作のリスクは増加していませんでした。 NRTもブプロピオンも大体においてあまりリスクはありません。 ただし、バレニクリンについてはリスクの有無が少し微妙なので今後の調査が必要です。