薬用のハンドソープやシャンプーは有害

(2012年8月) "Proceedings of the National Academy of Sciences" に掲載されたカリフォルニア大学デイビス校などの研究により、ハンドソープなどの日用品に広く用いられている抗菌剤であるトリクロサンが健康上の問題を引き起こすことがわかりました。

研究の方法

動物実験により、ヒトや動物が日常生活でさらされる量のトリクロサンが筋肉活動に与える影響を調べました。

結果

トリクロサンにより心臓の筋肉細胞と骨格筋繊維の収縮能力が損なわれました。 マウスの実験ではトリクロサンが心筋と骨格筋に損害を与えるためにマウスの筋力が衰え、魚の実験でトリクロサンを含有する水槽に小魚を7日間泳がせたところ泳ぐ速度が著しく遅くなりました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「動物とヒトとでは大きな違いがあるために更なる研究が必要ですが、複数の動物実験でことごとく劇的な実験結果になっているので、現在使用されているトリクロサンの量でも、ヒトと環境に影響があることは十分に考えられます。 心臓病の患者の場合、濫用されているトリクロサンが問題となる可能性があります」