閲覧以外でのコンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

果物の残留農薬も稀にアレルギーの原因となる

(2014年9月) "Annals of Allergy, Asthma and Immunology" に掲載されたレポートによると、果物の残留農薬がアレルギー症状の原因となることもあります。

レポートの内容

このレポートで報告されているのは、10才の少女がブルーベリーパイを食べた後にアナフィラキシー反応(重度のアレルギー反応)を起こしたというケースです。

少女は喘息持ちであるうえに、花粉症で、ペニシリンと牛乳でアナフィラキシー反応が起きる体質でしたが、件のブルーベリーパイには少女のアレルギーの原因となる物質は含まれていないはずでした。

研究グループは数週間にわたって少女とブルーベリーパイを検査し、少女のアナフィラキシー反応の原因となったのがブルーベリーの栽培時に農薬として用いられていたストレプトマイシンという物質であることを突き止めました。

ストレプトマイシンは結核などの治療に用いられる抗生物質ですが、果物につく細菌や、カビ、藻類を退治する農薬としても使われています。

残留農薬によるアレルギーは珍しい

果物に使われた農薬が原因でアレルギーになったというケースは、研究グループが知る限りでは今回のケースが初めてです。 欧州の一部の国では、抗生物質を農薬として用いることを禁じていますが、米国やカナダでは禁止されていません。

Wikipedia には「現在では、硫酸塩および誘導体のジヒドロストレプトマイシンが農薬の一種である殺菌剤として発売されている」とあり、ストレプトマイシンは日本でも禁止されていないようです。参考URL

「米国アレルギー・喘息・免疫学会」の次期会長の話によると、今回のケースのようなアレルギー反応は滅多に起こるものではありません。 しかし、アレルギー専門の医師や救急治療室の担当医は、このようなケースがあることを知っておく必要があります。

次期会長はさらに「重篤なアレルギー反応のリスクがある人はアドレナリン(エピネフリン)の使い方を知っておき、常に携行するべきだ」と述べています。