抗酸化物質の摂取量と白内障のリスク(メタ分析)

(2019年3月) "Survey of Ophthalmology" 誌に掲載されたメタ分析で、一部の抗酸化物質の摂取量が多いと白内障のリスクが低いという結果になりました。

レンズの白濁の主要なメカニズムの1つが酸化ストレスなので、抗酸化物質に白内障を予防する効果がある可能性があります。
著者: Olympia Sideri et al.
タイトル: The potential role of nutrition on lens pathology: A systematic review and meta-analysis

研究の方法

抗酸化物質(ビタミンA・C・E、ルテイン/ゼアキサンチン、α/βカロテン)の摂取量と白内障のリスクとの関係を調べた24の研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は30万人弱(30才超)でした。

結果

ビタミンCは12%、βカロテンは11%、およびルテイン/ゼアキサンチンは8%、それぞれ摂取量が多い場合には少ない場合に比べて白内障のリスクが低下していました。

ビタミンE、ビタミンA、およびαカロテンに関しては統計学的に有意な結果ではありませんでした(*)
(*) 有意でないと言っても微妙な結果です: ビタミンE OR=0.84, 95% CI [0.70, 1.01]、ビタミンA OR=0.90, 95% CI [0.80, 1.00]、αカロテン OR=0.92, 95% CI [0.85, 1.00]。
研究グループは、抗酸化物質と白内障リスクの関係について今後もさらに研究を続ける必要があると述べています。