抗酸化物質は運動による筋肉痛にほとんど効果がない

(2017年12月) ポーツマス大学などの研究チームが "Cochrane Library" に発表したスステマティック・レビューによると、運動前や運動後に抗酸化物質(ビタミンCやEなど)のサプリメントや抗酸化物質を含有する食品を摂取しても、運動後に生じる筋肉痛を緩和する効果はほとんど期待できません。

研究の方法

激しい運動をする際に抗酸化物質を高用量で(一般的に推奨される摂取量を超えて大量に)摂取した場合と摂取しなかった(プラシーボを摂取した)場合とで筋肉痛の程度を比較した50の研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は1千人超でした。 被験者は、年齢が16~55才で、9割が男性で、大部分は日頃から運動をしていました。

結果

抗酸化物質を摂取した場合と摂取しなかった場合とで、運動をした当日~運動をしてから4日目にかけての筋肉痛の程度にほとんど差がみられませんでした。

抗酸化物質を摂取したときのほうが、運動をした日から3日以内における筋肉痛の程度が微妙にマシでしたが臨床的に有意と言えるほどの差ではありませんでした。