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不安症により心臓病や脳卒中のリスクが増加

(2016年8月) 英国で行われたメタ分析によると、不安症により心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクが増加する恐れがあります。

不安症とは

不安症(anxiety)とは過度の(そして往々にして根拠の無い)心配が慢性的に続き日常生活に支障をきたすという状態のことです。 不安症の身体的な症状は動機・呼吸困難・胃の不調・筋肉の緊張・発汗・気絶しそうな感じ・震えなどです。 不安症は、心血管疾患(心臓病や脳卒中)やガンのリスク増加など深刻な疾患にも関与しています。

メタ分析の概要
不安症(*)と心血管疾患のリスクとの関係について調べた数十の研究のデータを調べたところ、不安症がある場合には心血管疾患のリスクや心血管疾患により死亡するリスクが増加していました。
(*) 不安症のほか、心配性・PTSD・恐怖症・パニック障害を含む。
不安症が無い場合と比べたときのリスク増加幅は、およそ次のようなものでした:
  • 心血管疾患による死亡: +40%
  • 冠動脈疾患: +40%
  • 脳卒中: +70%
  • 心不全: +35%
恐怖症(*)の人では、冠動脈疾患のリスク増加が顕著でした。 また、PTSDの人では脳卒中のリスク増加が顕著でした。
(*) この研究での定義は不明ですが、恐怖症とは一般的に、社交恐怖症・人ごみ恐怖症・水恐怖症・高所恐怖症・閉所恐怖症など。