遺伝子的にアルツハイマー病のリスクが高い人は頭を使うとよい

(2016年2月) "Neurology" 誌に掲載された Mayo Clinic(米国)の研究によると、遺伝子的にアルツハイマー病になりやすい人も頭を使うことでアルツハイマー病の発症を遅らせられるかもしれません。

研究の方法

認知症ではない70才超の高齢者393人を対象に、MRIおよびPETスキャンによる脳の検査と中年の頃の知的および身体的な活動に関するアンケート調査を行いました。 393人のうち53人が軽度認知障害(MCI)でした。

結果
アルツハイマー病のリスク要因であるApoE-e4対立遺伝子を保有している人に限り、教育を受けていた期間が14年以上で中年の頃の知的活動(*)が盛んであった場合に、アミロイドβと呼ばれアルツハイマー病患者の脳に蓄積する毒性タンパク質の蓄積量が少ない水準にありました。
(*) 読書・ゲーム・PC使用など。
ApoE-e4対立遺伝子保有者の教育期間が長くても、中年の頃の知的活動量が少なかった場合にはアミロイドβが脳に大量に蓄積していました。