母親の太り具合により母乳が含有する食欲ホルモンの量が異なる

(2019年4月) "Obesity" 誌に掲載されたミネソタ大学の研究により、授乳期間中にある母親の太り具合により母乳が含有する食欲ホルモンの量が異なることが明らかになりました。出典: Research Brief: Appetite-regulating hormone levels in breast milk vary by mother’s weight

研究の方法

母乳のみで育児している女性135人を対象に、太り具合を調べたり母乳のサンプルを採取して次の3種類のホルモンの含有量を調べたりしました。
  1. レプチン: 食欲を抑制する。
  2. インスリン: 摂食を抑えたり、体組織に入る糖をコントロールしたりする。
  3. アディポネクチン:食欲の調節に関与する。 炎症を制限しもする。

結果

  1. 肥満の女性の母乳では、レプチンとインスリンの濃度が高く、アディポネクチンの濃度が低かった。
  2. 妊娠中に体重が比較的大きく増えた女性はレプチンの母乳中濃度が高かった。
  3. 出産後に体重が減った女性はレプチンの母乳中濃度が低かった。
研究者によると、今回の結果の意味するところは未だ不明です。 肥満女性の母乳中のホルモン濃度が肥満女性の子供にとっては有益だという可能性も考えられます。