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腹部に脂肪が付く「りんご体型」になりやすい人は糖尿病や心臓病にもなりやすい

(2017年2月) "JAMA" に掲載されたマサチューセッツ総合病院の研究で、腹部に脂肪が付く「りんご型の体型」になりやすい遺伝子の持ち主は2型糖尿病や冠動脈疾患になるリスクが高いことが明らかになりました。
「りんご型の体型」の反対は、太腿やヒップに脂肪が多く付く「なし型の体型」です。
研究の方法

以前の研究で、ウェスト:ヒップ比(腹部脂肪の多さの目安)に関与する48種類の遺伝子変異体が特定されていたので、それに基づいて「りんご体型」になりやすい遺伝子的なリスクを測る遺伝子スコアを開発しました。

そして、その遺伝子スコアを英国のバイオバンクから入手した40万人超のデータと照らし合わせ、「りんご体型」と心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)および心血管代謝疾患の各種リスク要因との遺伝子的な関係を調べました。

結果

「りんご体型」になりやすい遺伝子変異体の持ち主は、2型糖尿病と冠動脈疾患のリスクが増加が高かったほか、血中脂質・血糖値・収縮期(最高)血圧も高い傾向にありました。

生活習慣的な要因(食生活・運動習慣・喫煙習慣など)と「りんご体型」になりやすい遺伝子変異体のあいだには関係が見られませんでした。 つまり、これらの遺伝子変異体が生活習慣を介して心血管代謝疾患になるリスクを増加させているのではなく、腹部脂肪を介して心血管代謝疾患のリスクを増加させているということです。