アロマテラピーが職場の能率改善に効果

(2016年10月) "The Journal of Alternative and Complementary Medicine" に掲載された昆明学院(中国)およびバルセロナ自治大学(スペイン)の研究によると、アロマテラピーが職場の能率アップに有効だと思われます。

研究の方法
平均年齢42才の大学職員42名に、アロマ・ディフューザーを用いてプチグレン(*)のエッセンシャル・オイルまたはアーモンド・オイル(†)を拡散させている環境で、PCを用いて文章を入力するという作業を行ってもらい、作業速度を比較しました。 また、アロマテラピーを行う前後に精神状態や心拍変動を調べました。

(*) ビター・オレンジ(学名:Citrus aurantium var. amara)という柑橘系植物の若い枝から採れるエッセンシャル・オイル。

(†) アロマテラピーにおいてキャリアオイルとして用いられる。 キャリアオイルとは、エッセンシャル・オイルを薄めるための植物油のことです。
結果

プチグレンを用いたアロマテラピーを行ったときの方が、作業完了までに要する時間が短くて済みました。

プチグレンを使用した場合とアーモンド・オイルを使用した場合とで心拍変動に差がありましたが、プチグレンでもアーモンド・オイルでもアロマテラピーを行ったのちには全員の不安感と緊張が軽減され、元気が回復していました。

解説

プチグレンを使用した場合とアーモンド・オイルを使用した場合とで心拍変動に差が見られたことから、プチグレンのエッセンシャル・オイルの主成分である酢酸リナリルとリナロールとミルセンが交感神経と副交感神経の自律的なバランスに作用したのだと思われます。

アロマテラピー実施後に精神状態が改善されたのは、アロマテラピーによってストレスが軽減されたり集中力が増したりしたためかもしれません。
アーモンド・オイルはプラシーボとして用いられているはずですが、そのアーモンド・オイルにもアロマテラピーの効果が部分的にはあるということなのでしょうか。