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おかあさんといっしょ! 授乳中のママが人工甘味料を摂取すると母乳経由で赤ちゃんも摂取

(2017年10月) "Journal of Pediatric Gastroenterology and Nutrition" に掲載された米国立衛生研究所(NIH)の研究によると、授乳中の女性が人工甘味料を摂取すると、その女性の母乳中にも人工甘味料が含有されるようになります。

人工甘味料の有害性

人工甘味料はダイエット・コーラなど「カロリー控えめ」や「カロリー・ゼロ」などの表示がある加工食品に使用されます。 人工甘味料は砂糖などと違ってカロリーをほぼ含まないため健康的なイメージがありますが、これまでの研究で、人工甘味料の摂取によりダイエットの効果が損なわれたり、人工甘味料で太りやすくなったりすることが示されています。

人工甘味料の摂取量が多い人は糖尿病・メタボリックシンドローム・心臓病・脳卒中・アルツハイマー病になりやすいというデータもあります。

特に子供の場合、大人よりも人工甘味料が効率的に血流中へと吸収されてしまう上に、2才未満の乳幼児では腎臓の血液浄化能力が十分発達していないため、大人以上に人工甘味料の悪影響を強く受けることが考えられます。

研究の方法

子供を母乳のみで育てている女性34人(14人が普通体重、20人が肥満)に、朝食前に人工甘味料(*)を含有するダイエット・コーラ(約350ml)を飲んでもらいました。
(*) スクラロースを68mgおよびアセスルファムKを41mg。

そして、ダイエット・コーラを飲んでから6時間にわたり1時間おきに母乳を採取して人工甘味料の含有量を検査しました。

結果

スクラロースは4ng/ml~7,388ng/ml(中央値は8.1ng/ml)およびアセスルファムKは299ng/ml~4,764ng/ml(中央値は945.3ng/ml)という濃度で母乳に含まれていました。

上記の数字は、6時間という測定期間において母乳に含有される人工甘味料の含有量が最も多かったときのものです。 スクラロースにしてもアセスルファムKにしても含有量のレンジが広いのは、1人の女性の母乳でスクラロースとアセスルファムKの含有量が突出して多かったためです。

今後

人工甘味料を摂取する習慣がある女性において、母乳中に含まれる人工甘味料の濃度が赤ちゃんにとって有害とならないかどうかを今後の研究で確認する必要があります。