人工甘味料飲料をよく飲む大腸ガン患者は再発リスクや死亡リスクが低い

(2018年7月) "Plos One" に掲載されたハーバード大学などの研究で、人工甘味料が使われた飲料をよく飲む大腸ガン患者は再発リスクや死亡リスクが低いという結果になっています。 人工甘味料の摂取量が多いとカロリーを有する糖類の摂取量が少なくなるためかもしれません。

これまでの研究で、カロリー消費量に対してカロリー摂取量が多い大腸ガン患者は再発リスクや死亡リスクが高いことが示されています。

研究の方法

大腸ガンで手術を受けたのちに補助化学療法を続けているステージ3の大腸ガン患者 1,018人を対象に、人工甘味料が使われた飲料(以下「ASB」)の摂取量をアンケートで調べたのち大腸ガンの再発や死亡の状況を7年間前後にわたり追跡調査しました。 ASB摂取量に関するアンケートは補助化学療法が終了してから6ヶ月目にも実施しました。

結果

追跡期間中に348人が大腸ガンを再発するか新たに別のガンになり、そのうちの265人が死亡しました。 この265人とは別途に、44人がガンの再発とは無関係に死亡しました。

1日あたりのASB飲用量が1缶(355ml)以上の大腸ガン患者はASBをほぼ飲まない患者に比べて、再発や死亡のリスクが46%低下していました。
この研究に人工甘味料のメーカーは資金を提供していない模様です。