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黄砂により心臓発作になる恐れが強い人の特徴

(2017年8月) 黄砂により心臓発作のリスクが増加することが知られていますが、スペインで開催中である ESC Congress 2017で発表された熊本大学の研究により、黄砂により心臓発作(急性心筋梗塞)になる恐れが高い人の特徴が明らかになりました。

黄砂に含まれる化学汚染物質や細菌は呼吸器疾患や心血管疾患が悪化する原因となりますが、これらの量は増加傾向あります。

研究の方法

2010年4月1日から 2015年3月31日までの1年間うちに熊本県で心臓発作と診断された患者 3,713人のデータを調査しました。

結果

調査期間中に41回の黄砂が熊本県に襲来しました。 温度・湿度・大気汚染物質・インフルエンザの流行といった要因を考慮しつつデータを分析したところ、黄砂に襲われた後の日には心臓発作のリスクが45%増加していました。

以下のいずれかに該当する人は黄砂の時期に心臓発作が生じるリスクが特に高くなります:
  • 75才以上である。
  • 男性である。
  • 高血圧である。
  • 糖尿病である。
  • コレステロール値に問題がある。
  • 喫煙習慣がある。
  • 慢性腎疾患(CKD)をわずらっている。

黄砂による心臓発作リスクの増加がもっとも顕著なのはCKDをわずらっている人たちでした。

アドバイス

黄砂により心臓発作リスクが増加しやすい人に対して研究者は次のようにアドバイスしています:
「黄砂が来ているときには外出をひかえましょう。 外出時には『N95』や『DS2』という医療用のマスクを着用すると良いでしょう。 室内での黄砂対策としては、HEPAフィルターと呼ばれる高性能のフィルターを備えた掃除機や空気清浄機を使用すると良いでしょう」
黄砂の飛散状況はPM2.5の全国予報気象庁のサイトで確認できます。