栄養素(サプリメント含む)と死亡リスクの関係

(2019年4月) "Annals of Internal Medicine" に掲載されたタフツ大学などによる研究で、サプリメントを含む栄養素と死亡リスクとの関係が調査されています。
著者: Fan Chen et al.
タイトル: Association Among Dietary Supplement Use, Nutrient Intake, and Mortality Among U.S. Adults: A Cohort Study

研究の方法

米国に住む20才以上の男女3万人超を対象に、アンケートで過去30日間の食生活(サプリメントを含む)について尋ねたのち6年間前後にわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 3613人が死亡しました。 このうち心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡したのは945人、ガンで死亡したのは805人でした。

各種サプリメントの服用歴と死亡リスクとの間には関係が見られませんでした。

食事から摂取するビタミンA・ビタミンK・マグネシウム・亜鉛・銅の量が十分以上である場合には、総死亡リスクおよび心血管疾患死亡リスクが低下していました(低下幅は不明)。

カルシウムの摂取量が許容上限摂取量以上である場合には未満である場合に比べて、ガンで死亡するリスクが62%増加していました。 このリスク増加はカルシウム・サプリメントによるものだと見られます。 サプリメントで摂取するカルシウムの量が1g/日以上である場合にはカルシウムをサプリメントで摂取しない場合に比べて死亡リスク(プレス・リリースによるとガンによる死亡リスク)が53%増加していたからです。