アスタキサンチンで肌が若返る?

(2017年12月) "Nutrition Research" 誌に掲載されたライコテック社の研究によると、カロテノイドの一種であるアスタキサンチンに肌を若返らせる効果が期待できるかもしれません。

アスタキサンチンとは

アスタキサンチンはカロテノイドの一種で、サーモンや甲殻類(エビやカニ)の赤色の部分に豊富に含まれています。 カロテノイド類は全般的に抗酸化作用を有していますが、アスタキサンチンの抗酸化作用はそんなカロテノイド類の中でもピカイチです。

研究の方法

40才以上の男女31人(女性14人)にアスタキサンチンを4mg/日という用量で4週間にわたり摂取してもらいました。

そしてこの4週間の前後に被験者の顔の表皮からRSSCと呼ばれる組織サンプルを採取して比較しました。

また、4週間の最初・中ほど・最後の3回にわたりマロンジアルデヒド(体内の酸化ストレスの指標)の血中濃度を測定して全身的な酸化ストレス(*)の程度を調べました。
(*) 肌を老化させる。

RSSCについて

RSSCというのは "residual skin surface components(皮膚面残留成分)" の略語です。 RSSCとは皮膚の表面における次の要素のことです:
  1. 脂肪の量(年を取ると減る)
  2. 細菌の数(年を取ると増える)
  3. 角質細胞の剥離量(年を取ると増える傾向にある)

結果

酸化ストレス

マロンジアルデヒドの血中濃度は、アスタキサンチンを摂取する前に比べて、摂取開始から15日目には11%下がり、29日目には22%下がっていました。

RSSC

4週間にわたりアスタキサンチンを摂る前に比べて摂った後には、角質細胞の剥離量と皮膚に存在する細菌の量が減り、皮膚の脂肪の量が増えていました。

結論

アスタキサンチンの摂取により酸化ストレスが低減されて、皮膚の性質が若い人に見られるものへと変化した(肌が若返った)のだと考えられます。 アスタキサンチンによる肌の若返り効果は肥満者で顕著でした。