アスタキサンチンで肌が紫外線に強くなる?

(2018年6月) "Nutrients" 誌に掲載された富士フイルム社の研究によると、カロテノイドの一種であるアスタキサンチンに肌を紫外線(UV)から保護して健康な皮膚を維持する効果が期待できるかもしれません。

サーモン(特に天然物)・甲殻類・海藻に豊富に含有されています。 アスタキサンチンには抗酸化効果と抗炎症効果があります。

研究の方法

30~56才の健康な日本人23人(男性は2人)を2つのグループに分けて、一方のグループにのみアスタキサンチン(藻類から抽出したもの)4mgを含有するサプリメントを10週間にわたり服用させました。

そして、服用開始時および服用開始から9週目の時点で肌の状態を調べました。

レッド・ビーシュリンプ。
赤色の部分はアスタキサンチンか?

結果

アスタキサンチンを服用したグループは服用しなかったグループに比べて、MED(*)が増大しただけでなく、紫外線を照射された皮膚エリアの水分量の減少幅が軽減されていました。
(*) 照射された紫外線に対する肌の敏感度。 「MED」は "Minimal Erythema Dose(紫外線による紅斑が肌に生じる最低限の照射量)" の略語。 MEDの数値が大きいほど紫外線への耐性が強い。 肌の色が濃いほどMEDの数値が大きくなる。
紫外線を照射していない部分に関して、視覚的アナログ・スケール(VAS)を用いて被験者に自分の肌の状態について尋ねたところ、アスタキサンチンを服用したグループでは肌荒れや肌の手ざわりが改善されていました。 同じくVASによる調査で、肌の透明感・若々しさ・目尻のしわ・くすみ・ほうれい線に関してはアスタキサンチンの効果が見られませんでした。