喘息が妊娠が遅くなる原因に

(2013年11月) "European Respiratory Journal" に掲載されたデンマーク研究によると、喘息のある女性は妊娠が遅くなる傾向にあります。

研究の方法

41才までの女性の双子 15,000組以上(このうち喘息の病歴があったのは955人)にアンケートに回答してもらい、その結果を分析しました。

結果

妊娠するまでに時間がかかった人の割合が、喘息のあるグループでは27%であったのに対して、喘息の無いグループでは21.6%でした。

喘息治療による違い

さらに、喘息持ちのグループを、喘息の治療を受けたグループと受けていないグループとに分類して比較したところ、妊娠するまでに時間がかかった人の割合が、喘息の治療を受けていないグループでは30.5%であったのに対して、治療を受けていたグループでは23.8%でした。

30才超で顕著
喘息があると妊娠が遅くなるという傾向は30才超の場合に顕著で、妊娠するまでに時間がかかった人の割合が、30才未満では24.9%であったのに対して、30才超では32.2%でした。
30才の人がどちらに含まれるかは不明。 「未満」は "under"、「超」は "above" を訳したものです。

ただし、喘息のある人と無い人とで最終的に産んだ子供の数に違いがなかったため、喘息によって子供が産まれないというわけではなく、子供を授かるまでに時間がかかるというだけの話だと考えられます。

コメント
研究者は次のように述べています:

「喘息のある女性は妊娠するまでに時間を要しますが、喘息の治療を受けることで、この時間を短縮できます」

「喘息の治療を受けることで妊娠への悪影響を軽減できることから、喘息によって妊娠が遅れる理由は全身性の炎症だと思われます」