子供の喘息予防に乳酸菌は効果なし

(2013年12月) "British Medical Journal"に掲載されたレビューによると、乳酸菌は子供の喘息予防には効果が無いようです。

レビューの方法

このレビューでは、欧州・オーストラリア・ニュージーランド・台湾で実施された20の臨床試験のデータを分析しました。 被験者となった子供の数は20の試験の合計で 4,800人以上です。 臨床試験では、妊娠中の母親が乳酸菌を摂取するか、あるいは生後1年以内の子供に乳酸菌を与えました。

結果

喘息と診断された割合が、乳酸菌を(胎児のとき、あるいは生後に)摂取していた子供では11.2%であったのに対して、プラシーボを摂取していた子供では10.2%でした。 (1%の違いがありますが、統計学的に意味のある差ではないのでしょう)

この研究では、乳酸菌を(胎児のとき、あるいは生後に)摂取していた子供に下気道感染症が多いという結果も出ています。 ただし乳酸菌と下気道感染症の関係については、今後の研究で確認する必要があります。

類似研究
他の類似研究では、乳酸菌が湿疹の予防や早産で生まれた子供や腸の疾患がある子供に有効であることが示されています。