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運動時間が5時間/週を超える人の半数ほどにスポーツ心臓が生じている

(2016年8月) "Circulation: Cardiovascular Imaging" 誌に掲載されたインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究によると、運動選手に見られスポーツ心臓と呼ばれる心臓の拡大が、週に数時間ほど運動する習慣があるだけの人にも生じることがあります。

スポーツ心臓と心臓病

スポーツ心臓は運動に適応して生じる自然な反応で有害なものではありませんが、運動選手以外の人には生じないとこれまで考えられており、スポーツ心臓が心筋症などの心臓疾患と誤診されるケースが発生していると思われます。

研究者によると、スポーツ心臓か心臓病かを判断するうえで現在用いられているデータは、主として運動習慣が無い人のデータを用いて行われた比較的小規模な研究に基づいています。 そのような研究に比べて今回の研究は随分と大規模であるうえ、様々なタイプの人がデータに含まれています。

研究の方法
心臓が健康な(*)1千人超に過去1年間における1週間あたりの運動量を尋ね(さらにスポーツ心臓の有無を調べ)ました。
(*) 遺伝子を調べて心臓病のリスクがある人はデータから除外した。
結果

毎週3~5時間の運動をおこなっていた1/3ほどのうちの5人に1人(つまり全体の6~7%ほど)にスポーツ心臓が生じていました。

1週間あたりの運動時間が5時間を超えていた人に限ると、スポーツ心臓が生じている率が50%ほどにも達しました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「平素から運動をしていると、心筋が厚みを増し心室のサイズが大きくなりますが、これは完全に自然で健康的な適応です。 心臓病とは別物です」