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心房細動の再発予防に魚油は効果なし

(2014年10月) "Journal of the American College of Cardiology" に掲載されたモントリオール大学(カナダ)研究で、高用量のオメガ3脂肪酸に心房細動の再発を予防する効果が無いという結果になりました。

研究の方法

この研究では、心房細動の患者337人を2つのグループに分けて、4gの魚油またはプラシーボを服用してもらい、16ヶ月間にわたり追跡調査を行いました。

調査の一次的なエンドポイントは症候性または無症候性の心房細動(30秒超)の再発がいつ起こるかで、二次的なエンドポイントは高感度C反応性タンパク質およびミエロペルオキシダーゼの体内量でした。 二次的なエンドポイントは、炎症と酸化ストレスの評価に用いました。

結果

試験期間中に心房細動の再発があったのは、魚油のサプリメントを服用したグループで64.1%、プラシーボのグループで63.2%と大差がありませんでした。

炎症と酸化ストレスに関しても魚油のグループの方が減少しているということはありませんでした。 心房細動の再発リスクが減っていなかったのもこのためだと思われます。

研究者は次のように述べています:
「心房細動の治療に魚油は使えませんが、それでも心臓機能が衰えている人にとって魚油の服用は有益である可能性は残っています。 ただ、魚油のサプリメントを飲むよりも、地中海地方の食事(メディテラネアン・ダイエット)によってオメガ3脂肪酸などの栄養素を自然な形で摂取する方が良いでしょう」