自閉症のマウスに乳酸菌を与えると症状が緩和された

(2018年5月) "Brain, Behavior, and Immunity" 誌に掲載されたバル=イラン大学(イスラエル)などによる研究で、マウスに乳酸菌を与えたところ自閉症の症状が緩和されました。

研究の概要

腸内細菌バランスの乱れ

マウスの腸内細菌の種類構成を調べたところ、自閉症的な症状を示すように遺伝子を改造されたマウス(Shank3 KO マウス)はオスでもメスでも腸内細菌のバランスが崩れていました。

ロイテリ菌が少なかった

自閉症マウスでは乳酸菌の一種であるロイテリ菌が少なく、さらにロイテリ菌の量と脳のGABA受容体サブユニットの発現量との間に相関関係が見られました(ロイテリ菌が多いとGABA受容体サブユニットの発現量も多い)。

ロイテリ菌を投与してみた

そこで自閉症マウスにロイテリ菌を投与したところ、特にオスのマウスで非社交的な振る舞いが緩和されただけでなく、オスとメスの両方で反復行動が減りました。

ロイテリ菌の投与は、脳の複数の領域におけるGABA受容体の量にも影響を及ぼしていた。