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ビタミンB群が軽度認知症に有効

(2013年5月) "Proceedings of the National Academy of Sciences" に掲載されたオックスフォード大学の研究によると、ビタミンB群(ビタミンB12・B6・葉酸)がアルツハイマー病の進行緩和に有効かもしれません。 ビタミンB群の服用によって、アルツハイマー病の影響が最も甚大な海馬と小脳の萎縮を90%も減少できる可能性があるというのです。

研究の方法

ホモシステイン(認知症のマーカー)の増加が見られる軽度認知症(MCI)患者の高齢者156人を2つのグループに分け、一方にはビタミンB12・B6・葉酸のカクテル(含有量は葉酸を0.8mg、ビタミンB12を0.5mg、ビタミンB6を20mg)を、もう一方のグループにはプラシーボを、それぞれ2年間にわたって服用してもらいました。

結果

両グループの脳の変化をMRIで追跡調査したところ、プラシーボを服用したグループでは脳の萎縮が5.2%だったのに対して、ビタミンB群を服用したグループでは萎縮が0.6%に留まりました。 この0.6%という数字は60歳以上の健康な人と同程度の萎縮率です。 複数の知能検査においても、ビタミンB群を服用したグループのほうが良好な成績でした。

解説

他の複数の研究によると、健康な人あるいは重度のアルツハイマー病の人においては、ビタミン(Bに限らずC~Eも)を摂っても認知機能の改善にはつながりません。 今回の研究と併せると、認知機能の衰え始めにビタミンB群を摂るのが良いということになります。

0.8mgの葉酸、0.5mgのビタミンB12、20mgのビタミンB6という今回の摂取量は、英国における摂取推奨量のそれぞれ4倍・300倍・20倍にあたる高用量です。