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粉ミルクには母乳よりも多くのヒ素が含まれている

(2015年2月) "Environmental Health Perspectives" 誌オンライン版に掲載されたダートマス大学(米国)の研究で、人工乳(粉ミルク)で育てられている赤ちゃんの尿から、母乳で育てられている赤ちゃんよりも多くのヒ素が検出されるという結果になりました。

研究の方法

この研究では、生後6週間の乳児72人の尿、各家庭の水道水、および米国のニューハンプシャーに住む9人の女性の母乳を対象にヒ素の含有量を検査しました。

結果

乳児の尿中のヒ素濃度はおしなべて低く、中央値が0.17μg/L、最大値で3.0μg/Lというものでしたが、人工乳のみで育てられている乳児から検出されたヒ素の量は、母乳で育てられている乳児の7.5倍でした。

粉ミルクと水道水の両方がヒ素の源になっていましたが、ヒ素暴露量の最大70%が粉ミルクに由来していました。 (人工乳に比べて)母乳にはヒ素がごく僅かしか含まれていませんでした。

今回の研究の実用性
研究者は次のように述べています:
「米国の多くの地域では(水道水に含まれる)ヒ素の量が比較的低レベルですが、そのような地域であっても母乳で育てることによって(赤ちゃんの)ヒ素への暴露量を減らすことが出来ると考えられます」
ヒ素は歴史的に暗殺などに用いられてきた毒物であるだけでなく発ガン性物質でもあり、数十ppb(10ppb=0.000001%)という微量でも様々なガンのリスクが増加します。
水道水に含まれるヒ素は普通の浄水器では取り除けない

普通の浄水器に濾材として使用されているのは活性炭と中空糸膜ですが、これらでは重金属であるヒ素をほとんど除去できません。 これらを取り除くには、逆浸透膜方式の特殊な浄水器を用いる必要があります。

逆浸透膜方式の浄水器は水以外の不純物を除去して純水を作り出すため、イオンの形で水中に存在している放射性物質を取り除くこともできます。

逆浸透膜方式の浄水器を選ぶ際には、1つのフィルターを交換するまでに処理できる水量だけでなく、流量(純水を作り出す速さ)や純水の作り置きが可能かどうかにも注意しましょう。 逆浸透膜方式の浄水器は水圧をかけて純水を作るために、普通の浄水器に比べると少しずつしか水が出ません。