腰背痛を改善するための日常習慣

(2014年12月) 腰や背中の痛みの一般的な原因の1つは加齢による脊椎の磨耗ですが、米国整形外科学会によると、普段の行動に気を付けることで腰背痛を軽減できることがあります。

米国整形外科学会のスポークスマンを務める脊椎専門の整形外科医 Michael Gleiber博士は次のようにアドバイスしています:

  • 運動習慣を身に付けて、背中の筋肉とコアマッスル(*)を強化しましょう。
    (*) コアマッスルとは体幹(胴体)の筋肉のこと。 特に、背骨や骨盤の周囲にあるインナーマッスル(深層筋)を指す。
  • 急性の痛み(慢性痛ではないギックリ腰など)がある場合には筋力トレーニングをやってはなりませんが、運動不足もよくありません。 腰や背中の痛みは、横になったり座ったりしている時間が長過ぎると悪化します。
  • 重い物を抱え上げたりしないようにします。どうしてもその必要があるときには、抱え上げ方に気を付けましょう。 すなわち、重い物は、上半身を前に倒し過ぎず、背中をまっすぐに伸ばして、膝を曲げるようにして抱え上げます。
  • 適正な体重を維持しましょう。 肥満は腰への負担が増加する原因となります。
  • 姿勢に気をつけましょう。 両耳から両肩、腰にかけて(前後左右の)位置が揃うように(うつむいたり、左右に歪まないように)し、上腕はリラックスさせて胴体から離れないようにします。

博士は次のように述べています:

「腰痛を抱えている人の多くは、『腰痛のために日常生活に支障が出る』といいますが、逆に日常の生活習慣が腰痛の原因となっている可能性もあります。 腰痛の原因となる行動を特定して改善することが重要です」