コンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

パン屋さんが1型糖尿病になりにくい驚きの理由とは?

(2017年7月) "Plos One" に掲載されたバルトリン研究所(デンマーク)の研究で、パン屋さんには1型糖尿病の人が少ないことが明らかになりました。

その理由は、小麦タンパクを形成する糖タンパク質の1つであるグリアジンにあるかもしれません。 研究チームが 2014年に行った研究では、肥満のマウスに鼻経由でグリアジンを投与することで1型糖尿病を防げるという結果になっています。

小麦粉を日常的に扱うパン屋さんの鼻腔に小麦が入り込むのが1型糖尿病の予防につながっているのではないかというわけです。

研究の方法

18才以上のデンマーク人男女120万人超(男性:女性≒1:2)のデータを用いて職業と1型糖尿病のリスクの関係を調べました。

結果

120万人超のうち約1.3%にあたる1万5千人ほどが1型糖尿病でした。

1型糖尿病リスクの世間的な水準に比べて、パン屋さんじは1型糖尿病のリスクが43%低かったほか、穀物関連の農業従事者でも1型糖尿病のリスクが35%低くなっていました。

肉屋さん・穀物以外を育てる農業従事者・パン工場の従業員・清掃員の1型糖尿病リスクは世間並みでした。

パン屋さんの鼻からグリアジンを検出!

さらに、パン屋さん8人と肉屋さん8人の鼻を綿棒でこすって鼻からグリアジンが検出されるかどうかを調べたところ、パン屋さんからはグリアジンが検出されましたが肉屋さんからは検出されませんでした。

今回の研究の実用性

今後の研究で今回の結果が確認されたならば、1型糖尿病のリスクが高い人の鼻経由でグリアジンを投与して、簡単かつ安全に1型糖尿病を予防できるようになるかもしれません。