〔マウス実験〕 分岐鎖アミノ酸(BCAA)の摂取量を減らすと体脂肪が減った

(2017年12月) "Journal of Physiology" に掲載されたウィスコンシン大学マディソン校の研究(マウス実験)によると、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の摂取量を減らすだけで、摂取カロリーを減らさなくても痩せたり血糖値を下げたりできるかもしれません。

BCAAとは各種アミノ酸のうちロイシン・イソロイシン・バリンの3種類のことです。 肥満していてインスリン抵抗性が増大している人はBCAAの血中濃度が高いことが知られています。

研究の方法

高カロリーの(脂質と糖質を大量に含む)エサにより肥満し糖尿病前症になったマウスを次の4つのグループに分けて15週間ほどにわたりエサを好きなだけ食べさせました:
  1. それまで食べていた高カロリーのエサを食べ続けるグループ
  2. 全種類のアミノ酸の含有量を67%減らしたエサを食べるグループ
  3. BCAAの含有量を67%減らしたエサを食べるグループ
  4. BCAAの含有量を2倍に増やしたエサを食べるグループ

BCAAの含有量を変更したエサも依然として高カロリーでした。

結果

全種類のアミノ酸を減らしたエサやBCAAの含有量を減らしたエサを与えられたグループは、エサが高カロリーであったにもかかわらず、体脂肪量と体重が減り血糖値も改善しました。 体重の減少は主に体脂肪の減少によるもので、筋肉はほとんど減っていませんでした。

BCAA含有量を2倍にすることで高カロリーのエサにより一層太りやすくなるということはありませんでした。 BCAAの含有量を2倍にしたエサを食べるグループは、普通の高カロリーのエサを食べ続けたグループと同じような太り具合で推移しました。