ビールに期待できる健康効果

  • 骨粗鬆症の予防
    Tufts University の研究(市販されている100種類のビールを調査した)によると、ビールにはケイ素という骨を丈夫にする上で欠かせないミネラルが豊富に含まれています。 ケイ素を補給することで、骨粗鬆症の女性の骨塩量が増加します。

    ただし、1日にビール2杯(1杯は350ml程度)を超えて飲む女性では骨折のリスクが増加するという結果になった研究もあるので、飲みすぎには気を付けましょう。

  • リウマチの予防
    "Arthritis & Rheumatism" 誌に掲載されたハーバード大学の研究では、週にビールを2~3杯飲む習慣のある女性では、リウマチのリスクが31%減少していました。

    スェーデンの研究でも、週にビールを3杯飲む女性ではリウマチのリスクが、全く飲まない女性に比べて52%も少ないという結果でした。

  • 心臓発作・脳卒中の予防
    複数の研究で、ビールを飲むことによって HDL(善玉)コレステロールが増加することが示されています。 また、多数の研究で、適量の飲酒によって心臓発作のリスクが下がる(最大で40%ほど)ことが示されています。

    ギリシャの研究では、ウォッカやノンアルコール・ビールなどよりもビールのほうが血管の柔軟性を改善する効果が大きいことが示されています。 参考記事: ビールで血管が健康になるがノンアルコールではダメ

    また、"Stroke" 誌に掲載された研究では、ビールを適量飲む習慣のある人ではビールの血液希釈効果によって脳卒中のリスクが20%下がるという結果になっています。

  • 腎結石の予防
    フィンランドの研究によると、ビールを毎日ボトル一本(330ml?)飲むことによって、男性の腎結石のリスクが20%減少します。 研究グループは、ビールによって水分が補給されるのと、ビールに含まれるホップにより骨からカルシウムが放出されるペースが鈍化するのとが理由ではないかと考えています。 骨から放出されるカルシウムは腎結石として再吸収される可能性があります。

  • 発ガン性物質無効化
    バーベキューに使う肉を焼く前にビールに漬けておくことで、肉を焼いたときに多環芳香族炭化水素(PAH)という発ガン性物質が作られにくくなります。 ポルトガルで行なわれた実験では、肉を焼く前に黒ビールに漬けておくことで、8種類の PAH の発生量が半分以下になりました。 PAH は複数の研究で、大腸ガンの原因になることが示されています。

  • 認知症の予防
    アルミニウムは認知症やアルツハイマー病のリスク要因として疑われていますが、"Food and Chemical Toxicology" に掲載された研究によると、ビールに含まれるケイ素に、人体に存在するアルミを吸着する作用があります。

    ケイ素を豊富に含むミネラルウォーターでも同じ効果があるとする研究もあります。 参考記事: ミネラル・ウォーターでアルツハイマー病が治る!?