(2019年3月) "British Journal of Sports Medicine" に掲載された山東大学(中国)などによる研究で、運動(余暇に行う身体活動)をする習慣がある人は死亡リスクが低いという結果になっています。
研究の方法
米国に住む40~85才の男女8万8千人を対象に、運動習慣などに関するアンケート調査を実施したのち9年間前後にわたり生存状況を追跡調査しました。
結果
運動習慣がないグループに比べて、10~59分/週の運動習慣があるだけでも総死亡リスクが18%低下していました。 同様の比較で、150~299分/週のグループでは31%および 1,500分/週以上のグループでは46%の総死亡リスク低下でした(300~1,499分/週の3つのグループでも低下している)。
死因別の分析でも、運動習慣があると死亡リスクが低下していました:- 10~59分/週: 心血管疾患 -12%、ガン -14%
- 150~299分/週:心血管疾患 -37%、ガン -24%
- 1,500分/週:心血管疾患 -33%、ガン -47%
(1) 走る、自転車で疾走する、競技スポーツをするなど。
(2) 速いペースで歩く、ダンスする、庭仕事をするなど。