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母乳で育てられた子供は健やかに長生きする? 母乳育児とテロメアの関係

(2016年7月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究によると、赤ちゃんを母乳のみで育てることによって老化や健康の指標であるテロメアが長い子供に育つかもしれません。出典: Early exclusive breastfeeding is associated with longer telomeres in Latino preschool children

研究の方法

ラテン系米国人の子供たちの乳児の頃の食生活とテロメアの長さを調べました。 テロメアの長さを調べるための血液検査は、4才(108人)および5才(92人)のときに行いました。

結果

米国小児学会では生後の半年間を母乳のみで育てることを推奨していますが、今回の研究では生後4~6週目の時点でも、赤ちゃんを母乳のみで育てていた母親は38%に過ぎませんでした。

母乳

生後4~6週目の時点で母乳のみで育てられていた赤ちゃんは4才および5才の時点で、他の赤ちゃんに比べてテロメアが5%ほど長いという結果でした。 母親の年齢が高い場合にも、赤ちゃんのテロメアがわずかに長くなる傾向にありました。

ソーダ
3才になるまでにソーダ(糖類が使われた炭酸飲料)を飲んでいた子供は、テロメアが相当に短くなっていました。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校の以前の研究でも、ソーダをよく飲む人はテロメアが短いという結果になっています。
解説
母乳育児で子供のテロメアが保護されるのは、母乳に備わる抗炎症効果のおかげかもしれません。 テロメアは炎症や酸化ストレスにより短くなりますが、母乳には抗炎症成分と抗酸化成分が含まれています。