絶食すると血管の老化を防ぐ物質が肝臓で作られる

(2019年4月) ジョージア州立大学のプレス・リリースで、研究グループが絶食とアンチ・エイジングの関係をつなぐ理由の1つを明らかにしたことが報じられています。出典: A Vascular Fountain of Youth

概要

ジョージア州立大学の研究グループによると、βヒドロキシ酪酸塩と呼ばれ断食やカロリー制限をしたときに肝臓で作られる分子に血管の老化を遅らせる効果が期待できます。

βヒドロキシ酪酸塩が、DNA損傷の蓄積(老化の主因)が血管内皮細胞(血管の内側表面に並ぶ細胞)において引き起こす細胞老化(分割・増殖する能力の低下)を防ぐのだそうです。

ただし残念ながら、βヒドロキシ酪酸塩は1食抜く程度で作られるものではありません。 肝臓でβヒドロキシ酪酸塩が作られるのは、食事量を極限まで減らすとか激しい運動を長々と行うといった状況が続く時期だけです。

研究者は次のように述べています:
「各種の臓器とつながる血管は老化によるダメージの影響を最も受けやすい部位です。 血管系を若返らせることが出来れば、心臓病や脳卒中だけでなくアルツハイマー病やガンのリスクも減らせるでしょう」
「断食にアンチ・エイジング効果のあることは以前から知られていました。 今回の研究は両者の間の化学的なリンクの1つを提示するものです」