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胆道ガンのリスクと食生活の関係

(2017年3月) "PLOS ONE" に掲載された米国立がん研究所などの研究で、食生活と胆道ガンのリスクとの関係が調査されています。

研究の方法
中国の上海に住む人の中から選出されたガンの病歴が無い959人と胆道ガン患者483人を対象に食生活に関するアンケート調査を実施し、食品を39のグループに分けて摂取量と胆道ガンのリスクとの関係を調べました。
(*) 胆嚢ガン患者225人・肝外胆管ガン患者190人・ファーター膨大部ガン患者68人。 胆嚢も肝外胆管もファーター膨大部も胆道の一部。
結果
ネギ属の野菜(タマネギ・あさつき・ニンニク)や昆布などの海藻の摂取量が多い場合に胆道ガンのリスク(オッズ比)が高くなっていました。 逆に、保存野菜(塩漬けなど)や塩漬けの肉・魚の摂取量が多いと、胆道ガンのリスクが低くなっていました:
  • ネギ属の野菜の摂取量が多い場合には、胆嚢ガンのリスクが19%、そして肝外胆管ガンのリスクが23%低かった。
  • 海藻の摂取量が多い場合には、胆嚢ガンのリスクが21%、そして肝外胆管ガンのリスクが32%低かった。
  • 保存野菜の摂取量が多い場合には、胆嚢ガンのリスクが27%、そして肝外胆管ガンのリスクが37%高かった。
  • ファーター膨大部ガンについては、ネギ属の野菜・海藻・保存野菜のいずれについても統計学的に有意な関係が見られなかった。
  • 塩漬けの肉・魚の摂取量が多い場合には、胆嚢ガンのリスクが18%、肝外胆管ガンのリスクが19%、そしてファーター膨大部ガンのリスクが74%高かった。
解説
海藻にもネギ属の野菜の摂取量が多いと胆道ガンのリスクが低いのは、こうした食品に備わる抗炎症作用のおかげかもしれません。