若い人の血を輸血された患者は死亡リスクが高かった

(2018年11月) "Transfusion" 誌に掲載されたマックマスター大学(カナダ)などの研究で、若い人の血液を輸血された入院患者のほうが死亡しやすいという結果になりました。
Nancy M. Heddle et al. "The association between blood donor sex and age and transfusion recipient mortality: an exploratory analysis"

研究の方法

心臓病/脳卒中・腫瘍・外傷・胃腸疾患などで入院し赤血球輸血を受けた成人患者2万5千人超(輸血の件数は9万8千件弱)のデータを用いて、「輸血に使用された血液のドナー(提供者)の年齢や性別」と「輸血を受けた患者の院内死亡リスク」との関係を調べました。

ドナーの年齢の中央値は45才で、ドナーの56%が男性でした。

結果

45才以下のドナーの血液を輸血された患者は、45才超のドナーの血液を輸血された患者に比べて、院内死亡リスクが21%増加していました。

また、男性ドナーの血液を輸血された女性患者は、女性ドナーの血液を輸血された女性患者に比べて、院内死亡リスクが31%増加していました。