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血圧が不安定な高齢者は認知機能が衰えやすい②

(2016年5月) "Hypertension" 誌に掲載されたラトガース大学(米国)の研究で、血圧の測定値の変動幅が大きい中高年者は認知機能が衰えやすいという結果になりました。

研究の方法

55才以上の中国人男女976人(半数が女性)の5年分のデータを分析しました。 データに含まれていたのは認知機能テストの結果と血圧値の変動幅でした。

血圧値の変動は医療機関で行われた3~4回の血圧測定の結果から算出しました。 認知機能のテストの内容は、暗記した単語を思い出したり数字を逆算(*)したりというものでした。
(*) 例えば100から7を引いてゆく。 100、93、86、79...
結果
主な結果は次の通りです:
  • 収縮期(最高)血圧の変動幅が大きいと、認知機能の衰えが早かった。
  • 拡張期(最低)血圧の変動幅が大きいと、55~64才の場合にのみ認知機能の衰えが早かった。
  • 収縮期血圧も拡張期血圧も、各回の測定値の平均と脳機能の変化の間には関係が見られなかった。
解説
血圧の変動に血流の不安定さが表れている可能性があります。 不安定な血流は、微細な血管にダメージを引き起こして脳の構造と機能に影響を及ぼしかねません。