ブルーベリーが高血圧の予防に有益

(2015年1月) "Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics" に掲載されたフロリダ州立大学の研究によると、ブルーベリーが高血圧の予防に有益だと思われます。

研究者は次のように述べています:
「ブルーベリーを日常的に食べることによって、高血圧予備軍から本格的な高血圧への移行を遅らせ、それによって心血管疾患のリスクを低下させることが出来る可能性があります」
研究の方法

この研究では、正常高値血圧またはⅠ度(軽症)高血圧に該当する閉経後の女性48人を2つのグループに分けて、一方のグループにはフリーズドライにしたブルーベリーの粉末を、もう一方のグループにはプラシーボを、それぞれ8週間にわたって服用してもらいました。 ブルーベリー粉末(とプラシーボ)の服用量は(1日あたり)22gでした。

8週間の最初と最後に血圧と動脈の硬さを測定し、血液検査を行いました。

結果
8週間後、ブルーベリー粉末を服用したグループでは次のような改善が見られました:
  • グループの平均値で、収縮期(最高)血圧が7mmHg(5.1%)、拡張期(最低)血圧が5mmHg(6.3%)下がっていた。
  • 動脈の硬さが6.5%減少していた(脈波伝播速度が97cm/秒速くなっていた)。 動脈の硬化は血圧が上がる一因です。
  • 一酸化窒素の血中量が68.5%増加していた。 一酸化窒素は血管の拡張に関与しています。

プラシーボを服用したグループには、これらの改善は見られませんでした。

ブルーベリーのコスト

過去にも同様の研究が複数行われていますが、それらの研究におけるブルーベリー粉末の用量は50~250gでした。 ブルーベリー粉末250gを、生のブルーベリーの量に換算すると11カップという実行可能性という点において非現実的な量となります。

250gで11カップということは、今回の研究の25gというのは生のブルーベリーに換算して約1カップということになります。 1カップのブルーベリーの量には諸説がありますが、140~150g程度になるようです。

冷凍のブルーベリーは最も安いものでも500g入りで700円以上はするので、今回の研究と同じ量のブルーベリーを摂る場合のコストは1日あたり300円程度はかかりそうです。