ブルーベリー(アントシアニン)で夜目が利くようにはならない

(2014年11月) "Journal of Agricultural & Food Chemistry" に掲載された研究によると、ブルーベリーに暗視能力を強化する効果はありません。 まぶしい光にさらされた後に視力を回復する能力が僅かに上がりますが、健常な視力を持つ人においては実感できない程度の効果です。

研究の概要

ヒトを対象とする2つの試験を行いました。 被験者数は72人と59人で、アントシアニンの服用量はシアジニン-3-グルコシドに換算して271mg(または7.11mg)と346mgというものでした。 服用期間は3週間と12週間。

解説

数十年前に発表された複数の研究で、ブルーベリーに夜目が利く(暗いときにも目が見える)ようにする効果がある可能性が示唆されており、その後の生体外実験でもその可能性が補強されていました。

例えば、ブルーベリーなどの植物に含まれるアントシアニンという色素に、眼に存在し光の感知に深く関与する分子の再生を助ける作用があるなどです。

しかし、その後ヒトを対象に行われた臨床研究では、ブルーベリーの暗視能力強化効果は疑わしいという結果になっていました。

眼病を患っている人ではブルーベリーに含まれるアントシアニンによって眼の健康が改善される可能性がありますが、この点については今後の研究で確認する必要があります。