BMIと死亡リスクの関係(英国)

(2018年11月) LSHTM(ロンドン大学)の研究グループがBMIと死亡リスクの関係を調べた結果を "The Lancet Diabetes & Endocrinology" に発表しています。

研究の方法

英国に住む16才以上の男女360万人の生存状況を 2016年3月まで平均7.2年間にわたり追跡調査しました。

結果

360万人超のうちの非喫煙者200万人弱のデータを分析し、次の結果となりました:
  • 追跡期間中に18万8千人が死亡した。
  • 交通事故を除くすべての死因とBMIとの間に関係が見られた(ただし関係を示すグラフの形は一様ではなかった)。
  • 大部分の死因(ガン・心臓病/脳卒中・呼吸器疾患など)に関しては、BMIが21~25kg/mの範囲内にあるときに死亡リスクが最低だった(死亡リスクとBMIの関係を示すグラフがJ字型となった)。
  • BMIが25kg/m未満の場合には、BMIが5kg/m増えるごとに死亡リスクが19%低下していた。
  • BMIが25kg/m以上の場合には、BMIが5kg/m増えるごとに死亡リスクが21%増加していた。
  • BMIのカテゴライズにおいて適正とされる18.5~24.9kg/mの範囲内にある場合に比べて、他の範囲内にある場合には40才以降の平均余命が次のように短かった: 肥満男性-4.2年、肥満女性-3.5年、低体重男性-4.3年、低体重女性-4.5年
    肥満」は男女ともにBMIが30.0kg/m以上、「低体重」は男女ともにBMIが18.5kg/m以上。
喫煙者を含めた分析でも概ね同様の結果となりました。